MUSE / ABSOLUTION
【美しき音楽の女神が奏でる世界の終わり】

Absolution
Muse / Taste Media Limited



MUSE。
言わずと知れた音楽の神の名を冠した、イギリス出身のバンド。フジロックにも去年?おととしだっけ?参加して、その超絶なステージングでNo1.ライブアクトをかっさらっていった。現在進行形で伝説になっていっているバンド。

自分が音を聞いたのは2nd「オリジン・オブ・シンメトリー」。そのロックというカテゴリに、ギリギリ収まっているような、革新性に驚いたっけ。この3rdが発売されたのは去年の9月なんだけど、そのバカでかいスケール感に、とてもここじゃ説明できないと思ってなんとなく避けてました…

軍隊の行進のような#1.Introに始まり、ガンガンと絶望を打ち鳴らすピアノのイントロにギュッと胸を掴まれる#2.Apocalypse Please。打って変わって、隙間のあるリズムが印象的な#3.Time Is Running Out。ドラムのタム回しが気持ちいい。スコールのようにノイズギターが降り注ぐ#5.Stockholm Syndrome、怒涛のラストに絶句。
このアルバムのターニングポイント#8.Hysteria。ドラム、ベース、ギターとまったく乖離したベクトルを放っているのに、その3次元によって作られる音空間の濃密さが、完全に常軌を逸している。これPV作ってくれって頼まれたら、監督大変だなぁ。
フルオーケストラ導入よる#9.Blackout。緩やかな曲調なのに、緊張感が途切れないのがすごい。続く#10.Butterfies & Hurricanesは、パワーのあるVoの本領発揮。中盤のピアノソロもいいアクセント。#11.The Small Printはたぶんほとんど楽器を重ねてなくて、ドラム、ベース、ギターのシンプルな構成でやってるんだと思うんだけど、そのスケール感は尋常じゃない。本編最後の#14.Thoughts Of A Dying Atheistは刹那的なギターと、最もポップなメロが印象的。

とにかく、ミューズの前にミューズはなく、ミューズの後にもミューズなしっと言われる理由が十二分に理解できる、圧倒的なエネルギーの塊がここにある。ビートルズやストーンズが作ったいわゆるロックの作法とまったく別次元でロックという音楽を鳴らしている。
フロントマンのVo&Gのマシューの人間的思想に、その革新性を求めるメディアも多いが、多分Drのドミニク、Bのクリスもかなり思想的に豊かな人間なんだと思う。そうじゃなきゃ、こんな音楽産み出せないよ。

いつも、このバンドの音を聞くと、toolあたりと比べたくなっちゃうんだけど、toolはやはり鬱々とその天才的なものを浮世と離れたとこでやってるって感じがする。ミューズはネイチャーとかの科学雑誌にその天才的なものを披露している感じ。

万人にはおすすめできないけど、機会があったら是非聞いて欲しいアルバム。
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by shimo_g | 2004-11-16 22:46 | 音楽
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