銀河英雄伝説
銀河英雄伝説 1 黎明編
田中 芳樹 / / 東京創元社
ISBN : 4488725015

久々の読書ネタ。
というか、今更な感じはありますが、既に自分の世代の人間でもほとんど読んだ事がない人ばかりなので。

えーっと名前は聞いた事ある人もいるかと思いますが。

銀河英雄伝説が刊行されたのは今から20年以上前です。自分が読み始めたのは高校時代で、既に10年前。周りに読んでいる人は皆無でした。本屋に行くたびに新書としておいてあるこの本が凄い気になって、10年以上前の作品と知り、"それでも新書として版数を重ねている"事に、「凄い面白い本なんじゃないか?」と思って手に取りました。

それから授業はそっちのけになりました。

そもそもSF自体にあまり興味がない人間だったので、ロボットなんか出てこない日本独自のスペースオペラに完全にはまりましたね。

銀河系に一大王朝を築きあげたルドルフ・フォン・ゴールデンバウムによる帝国と、その圧制に反発し何万人かの亡命者によって築き上げられた民主主義国家、自由惑星同盟。
数世紀に渡る両国の戦争の中、帝国には常勝の天才、ラインハルト・ミューゼル、同盟には不可能を可能にする奇跡の男、ヤン・ウェンリーの2人が現れる。2人を中心に銀河の歴史は急速にその歯車を回転させていく。

物語は一貫して"後世の歴史家目線"で、2人の生き様について語られていきます。宇宙を手にしようと突き進む野心家ラインハルトと、歴史を学ぶための金銭がなく仕方なく軍人になったヤンという対照的な2人のキャラクターにあわせ、政治的な思想や、戦争における戦略、戦術の描写が非常に克明で、通常のSFとは一線を引いた作品です。どちらかといば架空の時代小説といった形式ですね。

SFに政治的思想や、戦略、戦術の違いをキッチリ書ききって、それによる国家間の陰謀や、策略の妙を楽しませるという点において、この作品は完全に独自の路線を突き進んだ名作です。今でもこれ以上のスペースオペラは日本にはないでしょうし、海外ではそもそもこういう作品自体が皆無です。

本編だけで10冊あるので、かなり長いのですが、読むだけの価値はあると思います。

登場人物が100人以上いるので、アニメ版も同時に観ると大分わかりやすくなると思います。アニメ版も全てのエピソードが映像となっており、100話を超えてます。バスタードの荻原氏曰く「このDVDがあれば一生大丈夫」と言わしめる作品ですので。

自分が紹介しているのは創元SF文庫から最近発行された文庫です。現在までに新書⇒徳間文庫⇒徳間ディアル文庫⇒創元SF文庫と遂に出版社をまたいでしまったのですが、全てを読むなら徳間ディアル文庫しか現在は手に入らないはずです。創元SF文庫は大人でも楽しめる装丁の文庫として最近刊行され始めました。今回はそれを手に取った次第です。

さて、まぁここまで書いて読む人がいるのかわかりませんがw。
昨日久々に本を手にとって一気に読んだのでw
その勢いですねw
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by shimo_G | 2007-04-07 20:14 | 漫画・小説
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